久恋の山に登頂
連休の前半、長い間の念願だった南会津の赤崩(あかくずれ)山に登ってきた。
赤崩山を意識し始めたのは、ある年の那須主脈縦走で初めてその山容に接したときだったと思う。南側の三本槍岳から眺める姿は大空に向かってキリッと引き締まって見えていっぺんで虜になってしまった。
その後、茗渓堂から出版されていた「続・静かなる山」で川崎精雄氏が綴っていた文章にさらに強い印象を深めていった。
以来過去2回、ともに4月の残雪期を利用して登頂を試みたが、そのたびにアクシデントに見舞われて登頂を果たせなかった。
登れないと気になって仕方がない。私にとってはいつの間にか片思いの「久恋の山」になってしまっていた。
そして3度目の今回は仲間6人で訪れた。
年末の冬山で背中を痛めてしまったので、無理は禁物である。今回は山麓の宿から軽装での往復登山とした。
そうして訪れた赤崩山は期待通りの山だった。
崩れやすい岩場と急な雪渓に囲まれ、頂上付近はシャクナゲの藪に守られている山だった。
静かな静かな山頂で、5人の仲間たちとささやかに登頂を祝った。

↑ 甲子山から望む赤崩山
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