2009.06.21

「劔岳 点の記」を観る

Imgp0685s

映画「劔岳 点の記」を観てきました。

いやー、山好きには堪えられない映画です。
山岳映像の美しさが迫力ある大画面に縦横に展開されています。
原作は、新田次郎の同名小説です。
私も若い頃一気に読んで大いに感動したものです。
というのは、若い時分は測量に関わる仕事に就いていたからかもしれません。
「点の記」という専門用語も当時から知っていました。

測量官柴崎芳太郎と案内人宇治長治郎、彼らを取り巻く熱い仲間たち。
与えられた仕事を愚直なまでにやり遂げる信念。

それにしても実写映像の素晴らしさは特筆ものです。
山のことをよく知らない人が観ても、四季をめぐる剱・立山連峰の映像美に圧倒されると思います。

登路は三つ。
西面からの早月尾根。
南面からの別山尾根。
そして東面からの大雪渓ルート。

尾根筋からのルートはそれぞれ頂上直下の大岩壁に阻まれてしまいます。
立山行者の言葉が主人公二人の胸に残ります。
「雪を背負って登り、雪を背負って帰れ」

そうして彼らは最後のルートとして、東面の大雪渓から山頂を目指すことになりました・・
今は、宇治長治郎の業績を偲んで、長治郎谷雪渓と呼ばれている大雪渓が登頂ルートになったのでした。
長治郎谷の雪渓を詰めて熊ノ岩を右に見て、左俣からコルに立ち、剱岳北面から山頂に至るルートです。

明治末期のクラシカルな登山ファッション(地下足袋・ワラジに8本アイゼン?)に身を包み、アルパインの世界に挑む労苦がひしひしと胸に迫ります。
現代の登山者たちが装備の面でいかに恵まれているのかも気づかされます。

山岳映画の場合、物語の舞台とは全然関係のない場所で安易にロケ撮影して、さも現地であるかのように見せかけるB級映画がけっこうありますが、この映画は違いました。
実際に長治郎谷を登高して、左俣のコルに立ち、北方稜線から頂上に向かう映像を撮っています。
バックの八ツ峰上半部が迫力あるせり上がりを見せてくれています。
まるで自分も登っているような感じにさせてくれました。

今年の夏は、剱岳で決まりですね。
長治郎谷を詰めて八ツ峰上半部からの剱岳登頂か、別山尾根から本峰南壁の登攀か。

でも、待てよ。この映画を観て、自分も登った気にさせてもらえたのだから、別の山に行くという考えもできるかな。(笑)

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2009.06.14

禁止はツライ

Rimg0001s三ツ峠が雨の予報なので、急きょ幕岩に転進しました。
以前から「てんとうむしエリア」のクライミング禁止情報は知っていましたが、ひょっとすると再開してるかなあ?との淡い期待を胸に秘め、岩場に向かったのですが・・・

やっぱりまだ禁止は解けていませんでした。
しかも、かなり頑丈な木柵に阻まれて、これでは入ろうにも入れません。(こりゃ、当分無理ですね。)


Rimg0002rs岩の間からは夏草が顔を出し、取り付きなどは草ぼうぼうのすごい状態に。
あぁ、「夏草やクライマー達が夢の跡・・」といった感じでした。

このエリアにある「ヘイジュード」(10c)が大好きだった竜少年さん。
あきらめきれずに、じっと眺めていました。
(カワイソウ・・)


Rimg0006s禁止の看板が余程堪えたのか、それともモチが切れたのか。
スラブを四つ足で駆け上がる姿が、憂さをはらしているようでなんだか痛々しかったなあ。
(上からリード綱を引っ張るご主人様めがけて駆け上がるワンコの姿という説も・・)

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2009.05.24

ヒヤリハットを目撃

Frg06初夏の汗ばむ陽気の中で、クライミングを練習中の出来事です。

上から懸垂下降で降りてきたクライマーが2本のロープの長さが違うのに気づき、「あれ?ロープ足りないよー!」
慌てて下降を中止して付近の残置支点にセルフビレイをとっていました。

下にいた私たちがよく見ると、ロープの末端は結ばれておらず、さらには2本のロープの両端の長さが10m近くもずれていました。
気づかないでそのまま懸垂下降を続けていたら、そのクライマーは間違いなくロープから下降器が外れて墜落したでしょう。
直下にいた私たちも巻き添えになった可能性が高いです。
本当にヒヤリとしました。

彼らの会話が上から聞こえてきました。
「おーい!ロープが足りなかったぞー!」
「あ、そうでしたかー? だいたい真ん中あたりだと思って投げたんだけどなー」

・・・ということは、普段からロープの両端を結んでいないのでしょうか。
結ばなくても、せめてロープの末端には8の字結びでコブを作るのは常識なのに。

懸垂下降での事故は恐ろしいです。
「失敗=墜死」の可能性が非常に高いですから。
仲間もそれで命を落としましたから。

今回の岩場の高さは40m近いので、50mロープ1本では折り返して25mがやっとです。
下まで届かないのは明らかでした。

最初に下降する人は、ロープの両末端を結び、かつバックアップをとってから懸垂下降に入るのは常識です。
よもや、私たちの目の前でこんなことが起きるとは思わなかったのでさすがに驚きました。


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2009.05.17

雪山から岩登りへ

Rimg0058s3,000m級の高峰にはまだまだ雪の残る季節ですが、当会ではそろそろクライミングモードに衣替えです。
いつも利用させていただいている小さな岩場で基礎技術のおさらいに出かけました。

懸垂下降は何度やっても気持ちの良いものではありません。
二本の足でしっかりと着地するまでは気が抜けないですね。

クライミングの事故の大きな部分を占める懸垂下降。
セットの動作は遅くてもいいから、一つ一つの所作・手順に確実さが強く求められる技術です。

新人対象のトレーニングでしたが、そこのところをしっかりと学んでもらいました。

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2009.05.10

風薫る5月の山

Takao00

雨上がりの週末、予報では「晴れ」とあったので、新緑を浴びに出かけました。
目的地は、景信山から高尾山。
標高600mから800m足らずの低山が連なる尾根道ですが、好展望と新緑が期待できそうです。

高尾駅北口から小仏行きのバスに乗り、終点で下車。
しばらくは車道を進みますが、やがて山道に入ります。沢を隔てた対岸の山腹には山藤が見事でした。
緩やかな尾根道をゆっくり辿ります。周りはあふれる新緑で満ちています。
吹き抜ける風にも新緑の薫りがしっかりと感じられました。
やがて小下沢からの尾根道と合流してからは、ひと登りで景信山山頂に着きました。

Takao03頂上からは、関東平野が広く見渡せ、眼前には丹沢山塊がどっしりとした重量感をともなって横たわっていました。
そして、真っ白な姿の富士山。
標高727mの低山とは思えないほどの好展望に、同行した娘も大喜びでした。

景信山からは小仏峠を経て城山、一丁平、紅葉台、そして高尾山頂へと辿りますが、どのポイントにも茶店が営業していて、いずれも大賑わいでした。
城山頂上にある茶店のテーブルを借りて昼食休憩をとりましたが、ヤマツツジの彩りが美しい山頂でした。

このコースは、新緑も美しいですが、山野草も楽しめます。
まだ5月なので多くはありませんでしたが、チゴユリやアカネスミレ、ジュウニヒトエ、イカリソウ・・・
これから8月くらいまでもっとたくさんの花が楽しめそうです。

さて、最後のピークである高尾山頂で賑わいはピークに達します。
とにかく人、人、人、
外国人のハイカーもかなり目立ちました。
さすがは、ミシュランの☆☆☆にランクされただけのことはあります。(ミシュランの旅行案内書「ギド・ベール(緑のガイド)」日本編)
でも、この混みようはちょっと異常かなあ?

Takao22下山コースは6号自然研究路(びわ滝コース)をとりました。
山頂の喧噪から逃れるように沢沿いの道を下ります。
ゆたかな新緑とみずみずしい沢の流れが新鮮な世界を形づくっています。このコースはオススメです。
途中、シャガの大群生地を下りました。というよりコース全体がシャガの花に囲まれているといった感じです。
外来植物のシャガですが、ここ高尾山では周囲の雰囲気にすっかり溶け込んでいて美しい花をたくさん咲かせていました。

9時過ぎに登り始めて下山は15時近くになってしまいましたが、吹き抜ける風に新緑の薫りがはっきりと感じられたグッドなハイキングでした。

【タイム】
高尾駅(8:52)===小仏バス停(9:10~13)---山道(9:26~29)---小下沢分岐(10:02~07)---景信山(10:21~50)---小仏峠(11:23)---城山(11:50~12:15)---一丁平(12:38~40)---高尾山(13:27)---高尾山口駅(14:45)

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2009.05.05

残雪の宝剣岳を越える

■5月3日 晴れ

前日、補導員諸氏から「辛口のアドバイス」をたっぷりと聞かされたせいか、昨夜は神経質になって寝不足気味です。
人に言われて前途に不安をもつのが、若葉マーク付き登山者たる所以なのでしょうか。

ともあれ、宝剣岳北稜から取り付き、南稜を越えて三ノ沢岳を往復後千畳敷カールに戻るのが今日の行程です。

Houken_bl017時半、宝剣山荘を出発。
天候はゆっくりと下り坂ですが、今日一杯はまずまずの好天が期待できそうです。
小屋から一段上がったところでアンザイレンしました。
補導員諸氏とも約束したとおり、南稜を越えた三ノ沢岳分岐地点まではスタカット(隔時登攀)で行くことに。
北稜西側の雪田を右上トラバース気味にロープを延ばしました。
1,2ピッチ目は日陰斜面のせいか、カリカリ雪にアイゼンの歯がよく刺さります。中間支点にスノーバーを使用しましたが、アイスハンマーで叩く音がカーンカーンと気持ちよく響きます。
いやー、楽しいなあ。登る前の不安など吹き飛ぶような快感でした。

3ピッチ目は緩い雪壁状となっています。が、トレースはバッチリついているので不安は全くありません。ここでもスノーバーがよく効いてくれました。
雪壁を越えると岩稜帯に入り、二ノ尾根をからんでしばらくで山頂に着きました。
3人の仲間を迎えてさっそくの記念撮影。

「関所」効果なのか、山頂には私たち以外には誰もいません。静かなものです。
結局、この日宝剣岳を越えたのは私たちを含めて計4組しかいませんでした。
連休の最盛期だというのにゴキゲンな山行です。

Houken_bl02さて、いよいよ南稜の下降開始です。
夏は、鎖や鉄梯子のおかげで比較的安全に登下降できる南稜ですが、5月のこの時期は日陰に氷化した雪が残り、部分的に悪くなっています。
とはいえ、南面に位置しているせいで雪はあらかた消えており、中間支点を鎖や鉄柱アンカーにとることができるので北面よりもずっと安全に通過できました。

「約束」もあったので全7ピッチをスタカットで通過しましたが、注意しなければならないのは小岩塔を越える部分の2,3ピッチといったところです。

今回、4人がロープ(9mm×45m)1本で行動しました。
トップとラストの間を中間の2名がマッシャー結びでメインロープに連結する方法での行動です。
その結果、南稜の通過にかなりの時間がかかり、三ノ沢岳分岐点に着いたのは12時25分。宝剣山荘を出発してから実に5時間近くもかかってしまいました。

いつの間にか太陽は雲に覆われて、お天気もゆっくりと下り坂に向かっているようです。
これでは第二の目標である三ノ沢岳往復は時間的にきついので、今回は断念し極楽平から千畳敷カールに下ることにしました。
宝剣岳一峰だけの登頂でしたが、それなりの満足感を胸にゆっくりとカール底に戻りました。

■タイム
宝剣山荘(7:30)---宝剣岳(9:05~9:15)---三ノ沢岳分岐(12:25)---極楽平(12:34)---千畳敷カール畳平(12:58)



■感想
Houken_bl03休日が5日間も続く大型連休でしたが、仕事や家庭の事情で2日間のみの山行でした。
限られた時間の中で、ライトなアルパインの薫り豊かな山行を行うのには工夫が要ります。
宝剣岳・三ノ沢岳一帯は、岩と雪が程よくミックスして、小粒ながらもピリッとスパイスの効いた山行を楽しむことができました。
次回は、お隣のサギタル東稜や今回訪れることのできなかった三ノ沢岳にぜひトレースを残したいものです。

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2009.05.04

宝剣岳の関所越え?

Houken_ss01

中央アルプスの宝剣岳周辺は、しらび平からのロープウェイのおかげで労せずに標高2,600m超の高山まで運んでくれるために非常に人気の高い山域です。
私も過去に4,5回訪れたことがありますが、すべてロープウェイのご厄介になりました。

手軽に高峰の雰囲気が味わえるがゆえに安易な装備と未熟な経験で3,000m級の高峰に取り付くハイカーが後を絶たないとか。
ロープウェイ終点の畳平にある「登山補導所」のチェックがきびしいことは雑誌か何かで知っていましたが、いやーここまで厳しいとは。
今回体験してみて、それがよーくわかりました。

「モシモシ!登山計画書を出して下さい。」

(計画書を提出すると)
「ええー! 宝剣岳? ちゃんと装備はあるんですかー?」

(持参装備表を示して、ロープやガチャ類の説明をすると)
「うーむ。本当に行くのー? なるほど、ヘルメットもあるのか・・(独り言調で)」

(そして、決め手は・・)
「ふむふむ。 全員山岳保険に加入済みなんですね。」
「保険に入っているようだし、まあ良いでしょう。計画書もよく出来ているし。」
「上(宝剣岳)に行ったら手前に二人(補導員)いるから、よく話聞いてくださいね!」

・・・ということで、第一の関所はなんとか通過しました。
さて、問題は第二の関所です。

宝剣山荘に着いて、時間があったので翌日の宝剣岳越えのためにルート観察に出かけました。
すると、宝剣岳登山ルートの入口に強面(こわもて)の補導員氏が二人いらっしゃいました。

「モシモシ! あんたたちこれからどこ行くの!」

(びくっとして)
いや、あの、その、明日のために宝剣越えのルート偵察です。これ以上は登りません。

「あのねー!ここから上はできれば登ってほしくないんですよ。危険だからね。」

いや、ちゃんと装備は持ってきましたよ。ロープだって、ヘルメットだって、デッドマンだって、スノーバーだって・・・

「いくら装備持ってきてもねー。 要は使いこなせるかどうかでしょ? あんた達に使えるの?」

(さすがの小屋番子もムッとしましたが、・・・ここはガマンです。)
(でも、痛いところを突くよなあ・・・たしかに最近、ギアの操作、練習してないし・・・)

はあ、でも補導員さんにはご迷惑をおかけしませんから・・・そこを何とか・・・

「あのねー。別に登ってもいいんですよ。あなた方のイノチなんだからね。」
「困るのは私らじゃないし。」

(ドキッ。そこまで言うか・・・)

はあ、まあ、ともかく絶対に事故のないようにスタカットで安全第一で行きますから。
もう慎重運転で行きますんで。よろしくお願いします。(最敬礼!)

・・・とまあ、第二の関所の厳しいことといったらありませんでした。
私たちが中高年パーティーだということで、彼らも余計に心配なのでしょう。
それだけ、ここ宝剣岳の登山では事故が多発しているし、事故の種類が安易な装備と未熟な登山経験に起因するものであることを改めて得心しました。

多発する事故を未然に抑止するために、あえて嫌われることを厭わずに手厳しい言葉を投げつけるのでしょう。
言い方はかなり辛口ですが、冷静に考えれば言わざるを得ない立場はよく理解できます。
山小屋には県警の山岳警備隊の方も常駐しているようでした。

安全管理はかなりのものでしたが、それでも前日にお隣の木曽駒ヶ岳で68歳の男性の死亡事故が1件あったようです。

ロープウェイという文明の利器の代償が悲しい山岳事故なのですね。
中高年にとって、労せずして2,600mの高地に運んでくれる魅力はたまりませんが、やはり登山の最高の歓びは、どっぷり汗を流して散々苦労して到達したときに得られる達成感です。
苦労を通じて山登りのスキルも自然に身につくというものです。
初心に帰って、基礎から出直す良い機会を与えてくれた連休山行でした。

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2009.04.21

目には青葉 山ホトトギス 手打ち蕎麦

先週の土曜日は、やわらかな新緑をもとめて奥多摩にハイキングに出かけてきました。

Ootsukayama01古里(こり)駅をスタートしたのが9時。
駅前の青梅街道を右折します。
ダンプトラックの騒音と振動に圧迫されながらの街道ウォークはいやですねえ。

5~6分歩くと、やがて左に製材所があり、その先に『大多摩ウォーキングトレイル』の立派な標識がありました。
それにしたがい多摩川方面に下って行く舗装路に入ります。
青梅街道から離れたとたん、奥多摩本来の静かな山村風景に魅せられます。

寸庭橋で多摩川の対岸に渡ります。
橋の上からは目にまぶしい両岸の新緑が美しい。眼下の奥多摩渓谷では釣り人がのんびりと釣り糸を垂れていました。

Ootsukayama02橋を渡ると、多摩川の右岸に沿ってウォーキングトレイルが付けられています。
鉄パイプで組まれた橋の手前で越沢と分かれ、左上に登っていく道があります。標識はありませんがここが鉄五郎新道の登り口。ちょっと注意が必要です。

少し登ると民家が見えますが、川は渡らずに右手の細い尾根筋を登りました。
少し先が小びろくなっていて、そこに木の標識があり御岳山、大塚山への道が示されていました。

越沢沿いのよく踏まれた道を進みました。
昨年の今頃も歩いているので自信をもって歩きましたが、沢沿い(越沢)に進むばかりでなかなか尾根に取り付きません。ちょっと心配になり、何度も地図とGPSとにらめっこです。

うーん、道を間違えたのかなあと心配になった頃、ようやく登り道となり無人の小屋が建っている場所に到着。
この小屋と鳥居には見覚えがあります。金比羅神社でした。
鳥居をくぐり、右に少しの岩場を登ったら金比羅神社という祠や、岩場の展望台がありました。

Ootsukayama03鳥居に戻り『左 御岳山』という標識にしたがい、広沢山から大塚山への道に入ります。
ここからは時々急登も混じるなかなかハードなコースになります。やがて露岩まじりの本格的な急坂になるとイワウチワの群落に着きます。
今年は暖かい日が続いたためかお目当てのイワウチワはすでに咲き終わっていました。残念!

展望の無い広沢山で小休止。
ここからは緩やかな尾根道が続きます。電波塔のある大塚山が近づくと、鍋割山北尾根から鳩ノ巣城山につづく長い尾根が望めます。

バラ線に沿って登ると電波塔の裏に出て、さらに右から柵に沿って登るとハイカーで賑わう大塚山の頂上に飛び出しました。

Ootsukayama04帰路は丹三郎の集落経由で出発地の古里駅に戻るコースをとりました。
山麓の集落には一度は訪れてみたいと思っていたお蕎麦屋さんがあります。
築250年以上も経つ茅葺きの民家を改造したつくりにちょっと感動しました。

お蕎麦屋さんの名前は集落の名前そのままで「丹三郎」です。
いまが旬の筍の天ぷらにヱビスビール。それに腰のある手打ち蕎麦を賞味して至福の時を過ごしました。
美味い!

Ootsukayama_map【コースタイム】
古里駅(9:00)---鉄五郎新道入口(9:26)---金比羅神社(10:20~28)---広沢山(11:30~43)---大塚山12:07~39)---丹三郎登山口(14:00)---<お蕎麦屋に立ち寄る>---古里駅(15:05)

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2009.04.13

技術と経験の伝承(3)

好評かどうかはわかりませんが、「技術と経験の伝承」シリーズも3回目を迎えることになりました。

今回のテーマは「雪山を安全にあるく」です。
2日間の日程で、初日は谷川岳・マチガ沢出合付近で雪上トレーニング。翌日は実践山行として天神尾根から山頂を目指しました。

Tanigawa02_2陽光溢れるマチガ沢を訪れたのも久しぶりです。
除雪作業車が行き交う林道から少し入った右岸の雪田で実施しました。

自分が雪山初心者だった頃(なんて生意気な書き方ですが)を思い出しながらの講習は、「1に歩行、2に歩行、3,4も歩行で、5に滑落停止法」というものです。
たったひとりの受講生も単純な作業の繰り返しでさぞつまらなかったことでしょう。

雪山での要諦は、何といっても「滑落しないこと」だと思っています。
私自身、滑落による負傷は3回あります。(頭部裂傷1回,肩脱臼2回)
さいわい、重大事故には至らなかったものの、その怖さは痛みで体感しました。

恥ずかしい話、滑ったら確実に止められる自信はありません。
サッカーでいえば、ペナルティキックを受けるゴールキーパーの心境です。
止められたら超ラッキーなのです。
だから、ペナルティキックに持ち込まないようにしなければなりません。
つまり、滑落しないようにすることが最上の滑落停止法なのかも知れませんね。

Imgp0022rsさて、翌日は実践山行として、易しい天神尾根を登りました。
経験ある先輩方が西黒尾根で四苦八苦しているのを尻目にロープウェイで一気に標高1320mの銀世界に到達しました。
前を歩く者のいない広大な雪の斜面を登るのも爽快です。
暑かったけれど、前日に学んだ歩行技術を試しながらじっくりと登りました。
山頂に立ったときの気分は最高です。
これだから雪山はやめられないのですね。

くわしい記録はこちら

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2009.04.05

万歩計付きケータイ

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ケータイを買い換えたら、おまけの機能として万歩計が付いていました。
以前から万歩計は欲しかったので、さっそく使ってみました。
毎日の歩数や歩いた距離、消費カロリーなどを記録してくれるらしい。

万歩計を使ってみると不思議なもので、なるべく歩きたくなるものです。
いままで自転車をこいでいた場所にも歩いて出かけました。
やっぱり使う以上は歩数の伸びが気になるから。

今日は16,000歩以上も歩いたことになります。
これで気兼ねなくビールが飲めるというものです。

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